稼ぐために働きたくない世代の解体書〜Motivation革命〜

読書
仕事行きたくないなぁ。
なんかやる気出ないなぁ。
空から毎月お金降ってこねぇかな。

そんなことを考えてしまう人は、いませんか。
まさに私です。笑

こんなんじゃダメだなぁと思いながら、自分のやる気スイッチを模索する日々です。
そんな時に尾原和啓さんの著書、『Motivation革命』を拝読しました。
皆さんのやる気スイッチを押すきっかけになれば幸いです。

乾けない世代

乾けない世代とは、出世や金銭的な成功では頑張れない世代のことです。
平成以降に生まれた人は、この世代に当てはまると思われます。
これに対して乾いている世代は昭和の人々です。頑張れば頑張るほどお金を稼ぐことができ、今よりも豊かな生活を手にするために、仕事に明け暮れる人が多かった世代です。
しかし、乾けない世代は、生まれた頃には物質的な豊かさはほぼ満たされていました。
そのため、より豊かになるために必死になれないのです。
高級ホテルでコース料理<仲の良い友達とサイゼリアで十分 と考える人が多いのです。

乾けない世代のモチベーションは3つ

では、乾けない世代は何にモチベーションに頑張れるのでしょうか。
ポジティブ心理学の第一人者 マーティング・セリグマンは
「人の幸せは5種類に分けられる」と述べています。

  1. 達成 目標を成し遂げる
  2. 快楽 美味しいものや性的な快楽
  3. 良好な人間関係 好きな人と笑顔でいられればいい
  4. 意味合い 石垣を作る人 未来の子どもたちの役に立てて幸せだ
  5. 没頭 イチローなど 夢中になって取り組む

これまでの人々は、1と2をモチベーションに変えて、頑張ることができました。
しかし、乾けない世代は3.4.5の幸せを大事にします。
言われたことをやり切って、目標を達成し出世して、お金をたくさんもらって快楽を得ることでは、ワクワクできないのです。
では、乾けない世代は、昭和の人々のようにモチベーションを上げることはできないのでしょうか。
筆者は、むしろこれからの時代は、自分にしかないやりたいことにモチベーションを見出せる乾けない世代の力が、求められると述べています。

乾けない世代が生きる現代

昭和の方々と比べて、あまりガッツが足りないような印象の「乾けない世代」が、なぜこれからの時代に求められるのでしょうか。
それは、時代の変化によって社会の価値観が変化してきたからです。

以前は、工場での大量生産で、言われたことをきちんとやり切ることが目標達成につながりました。
しかし、もので溢れた現代は、今までのようなビジネスは求められません。
インサイト(新しい視点)を掬い上げ、新たな価値やサービスを提案することがより求められるようになりました。
すると、従業員に常にオフィスや工場で作業するばかりでなく、外部の刺激を取り入れ、インスピレーションを引き出せるようにしようとする企業も現れました。
シリコンバレーでは、残業もなく、週休3日の会社が珍しくありません。
休みが多い理由は、オフィスで取り組む「決められたことをひたすらやる」が減った分、「休みの間にユーザーをしっかり観察して、アイデアを持ってきてね」という意図があるそうです。

つまりこれからの時代は、仕事と休みの境界が曖昧になっていきます。
それが辛い人は、自分の幸せと仕事があっていないのかもしれません。

今まではきっと「仕事は辛いもんだ。その苦労や我慢があって、お給料がもらえるんだ」という考えが一般的だったでしょう。
しかし、今後AIの発達によって、ただ言われたことを嫌でも我慢してやるだけのワークはどんどん価値が下がります。
これからの時代、仕事と休みを分ける(ワークライフバランス)のではなく、好きなことで常に仕事しているけれど、仕事をやらされているとは感じず、むしろ楽しい(ライフワークバランス)という働き方の方が、成果が出やすく、そういった人材が求められるでしょう。
ここに、乾けない世代のモチベーションの鍵があります。

現代での乾けない世代の輝き方

乾けない世代は、意味合いや没頭に幸せを感じ、モチベーションが上がります。
自分がモチベーションが高まることを仕事にできた時、それは今の時代にピッタリです。
つまり「自分が好きなことを仕事にすればいい」ということですが、だれにでも、このために生きているという好きなものが存在すると、筆者はいいます。

自分が好きなことがわからない方は、ぜひこの著書もオススメですので読んでみてください。

また、自分が好きなことが仕事になるかどうかは非常にシンプルだと筆者はいいます。
ズバリ「他人から感謝されて、お金がもらえること」です。
人は自分にはできないこと、なし得ないことに対してお金を払う。そして、感謝の言葉を述べます。
自分にとって得意で好きなことで、相手にできないことで喜んでもらえるのはwin-winの関係ですよね。
これを探し当てさえすれば、モチベーションが高まり、生きていけます。

この時代の生き方は三つだと筆者はいいます。

  1. ただひたすらに好きなことをやって、変化に順応していく。
  2. 伝統職などで、オリジナリティを磨く。
  3. 永遠のフリーター(海外移住・自給自足・FIREなど)

どちらにせよ、「嫌なことを我慢して言われたことを頑張って給料をもらう」のは、成果も上がりにくく、AIには取って代わられる可能性が高いので、やめておいた方が良さそうです。

これからの乾けない世代含めてのマネジメント

では、さまざまな世代がいる組織がモチベーションを保ち、成果を出し続けるにはどうすれば良いのでしょうか。
1トップダウンの指示待ちチームでは生きていけない。
変化の早いこれからの時代は、チームは統率力より瞬発力です。
上に確認してから、言われたことをきっちりやるでは、遅れをとってしまいます。

2理想はゴレンジャー
瞬発的に動くには、適材適所な人材配置が必要です。
苦手なことは一人で頑張るのではなく、ゴレンジャーのようにそれぞれの強みで補い合いましょう。

3補い合うためにはコミュニケーション
補い合うためには、まず誰がどんな強みや個性を持っているのか知らなければなりません。
本書ではそのためのグループワークを紹介してくださっています。

・ストレングスファインダーで強みを見つける。
→診断結果の強みを他の人と見せ合います。その時、他の人が持ってない自分の強みについて説明します。
これにより、自分にない力を持ってる人を把握できます。また、同じ強みを持っている人に親近感を持ち、距離を縮めることにつながります。

・偏愛マップ
好きなものやことを書き出します。
それをチームやパートナーたちと見せ合います。
漫画のセリフなど、ニッチな内容で構わないそうです。
→同じ人とは心から打ち解けるきっかけになります。また、自分の好きなものに理解を示してもらえたら、めちゃくちゃ嬉しいはずです。

・自分のトリセツを作る
三つ書き出します。
①この会社に入ろうと思った動機に繋がる記憶
②自分が120%頑張れること
③これだけはダメ、嫌 自分の取り扱い注意ポイント

書き出したものを交流します。
強みだけでなく弱みを見せることが、お互いの信頼感につながります。
また、古い原体験を思い出し話すことは、自分をオープンにできる作用があるそうです。

・信頼メソッド
2人で並びます。前の人が後ろに倒れて支えてもらいます。
たったこれだけです。これで信頼すること、されることを体感できます。

組織の中には、きっとそれぞれ全く違う個性を持った人たちがいるでしょう。
その差異をぶつけ合うのではなく、価値=差異×理解と理解しておきましょう。
上の取り組みを行えば、差異が理解でき、価値を見出すことができるでしょう。

4管理→信じて任せる
信頼して任せることは、モチベーションに大きく関わります。
また、いちいち疑っていると動きが遅くなり、社会のスピードについていけず、成果が出ません。
成果が出ないことは、結局モチベーションダウンに繋がります。

組織のマネジメントでは

全員がやりたいこと
世の中のためにやるべきこと
個人がやりたいこと

をみきわめて、配置する必要があります。

筆者は阪神淡路大震災のボランティアに参加したそうです。
その際、荷物整理をする人、瓦礫を片付ける人、食べ物を運ぶ人、どれも大事だけれど、人によってやりたいことが違うことに気づきました。
組織で個人が輝くには、本人のモチベーションが上がる場所に配置することも必要です。
当然、本人の意思を最優先できない場合もあるとは思いますが、、、。

5チームのwhyと個人のwhyを一致させるよう、すり合わせていく。
全員やりたいことがあるが、それが組織が求められていることと同じとは限りません。
先程の地震ボランティアの例で言えば、食料を届けたいと思って駆けつけたが、後方部隊で瓦礫片付けばかりやることになってしまうこともあるでしょう。

組織として、「なぜここにあなたはいるのか」「このプロジェクトを通して何をやりたいのか」という問いを持っておきましょう。
その個人の答えと、組織の答えが一致するようにすり合わせていくことで、目標が一つになり、モチベーションが高まると思います。

学校で言えば、色々な先生の価値観があるものの、全てに共通する思いを言語化する必要があるんだと思いました。
それがおそらく学校の教育目標であり、学校の憲法みたいなものです。
それを基準に照らし合わせて、「今はどうするべきか」が決められ、全員の行動の統率が取れていくのだろうと思いました。

これからの生き方

人と違うを恐れない

前述した通り、私たち「乾けない世代」は意味合い・没頭にモチベーションが上がります。
そのためには個性を生かすことです。
自分が好きなこと・得意なことをやり続けていたら、活動範囲や能力が高まり、自分の価値がどんどん上がっていくことでしょう。
ただ、自分だけの好きや意味合いを大事にして生きていくには、人とは違う人生にエントリーしなくてはいけない場面もあるでしょう。
日本人はこれが苦手です。
しかし孤独の先には、本当に気の合う仲間たちが現れます。

キングコングの西野亮廣さんが良い例です。
彼は、コントラバーシャル(議論を巻き起こす話題)を恐れません。それは、敵も作るけれど、めちゃくちゃ共感してくれる仲間も集めてくれるからだそうです。

迷惑はお互いに掛け合う

人に迷惑をかけないと刷り込まれている日本人には難しいかもしれません。
しかしインドでは、「他人には迷惑をかけるから、他の人の迷惑も受け入れてあげなさい。」と教えられるそうです。
その方が、なんだか素敵な感じがしませんか?
「情けは人の為ならず。巡り巡って己のためなり。」
自分のために、周りに優しくしましょう。自分の持っているもの・スキル・時間を今までよりほんの少しシェアしましょう。
巡り巡って、自分に還ってくるはずです。

依存先を増やす

依存先が一つしかないと、人はしんどくなってしまいます。
その場所がなくなったら、自分の居場所がないため、しがみつくしかないからです。
日本だけに依存しない生き方、一つの職場に依存しない生き方。味方をいろんな場所に作りましょう。
そしてその味方は、お互い迷惑をかけあい、助け合えるはずです。
それが自分の強みになります。

4つのPを大事にする。

乾けない世代は「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことが大事です。
これらを探し、学び続ける際に大事な4つのPがあります。

Project(共通の目的を達成する)
Peer(共に歩む仲間)
passion(熱い意志)
Play(遊び心)

そして、好きを磨くと生きがいに変化します。

生きがいは

  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 世の中に求められること
  • 稼げること

が交わるところにあります。

世界中に求められなくても大丈夫です。
自分がいるコミュニティに求められれば十分です。

いきなり好きなことを仕事にできる人は少ないかもしれません。
でも、今の仕事が「ライスワーク」と「ライフワーク」のどちらか見極めるだけで大きな一歩です。
はじめは平日ライスワークで休日ライフワークする、でもいいでしょう。
徐々にライフワークで稼げるようになったら、ライフワークに全集中して生きがいを高めていけばいいです。
まずは自分が食べていけるライスワークをしっかり持ち、そこからじっくりライフラークを探し、磨いていきましょう。

まとめ

・人間のモチベーションが高まるのは「達成」「快楽」「人間関係」「意味合い」「没頭」の5つを感じる時である。

乾けない世代のモチベーションは「人間関係」「意味合い」「没頭」である。

・自分にしかない好きなことに「意味合い」や「没頭」できる乾けない世代はこれから輝ける。
→効率より偏愛のため、AIに仕事を取られないから。
→「言われたことを我慢してやる」から「インスピレーションを働かして、課題を見つける」ことの方が価値が高いから。

・「人間関係」を大事にするためのマネジメントをする。
→上記のグループワークを取り入れ、それぞれを強みを生かす。
→管理する→お互いを理解・信頼・任せるチームへ

・好き・生きがいを仕事に見つけることにしっかり時間を割く。
好き・得意・稼げる・求められるが揃うと、生きがいになる。
→ライスワークからライフワークにしていけるように、焦らず取り組む。

参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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