教員の休職制度〜実際に休んでみて感じたメリット・デメリット〜

教育

私は「もう教員は続けられない」と思い、転職活動をしたことがあります。

1社ではありますが内定をいただくところまでいきました。

しかし、よくよく考えた結果、休職し先生として復職する方向で頑張ろうと決めました。

仕事が辛い
転職しようかな
休職ってどうすればいいの

そのような方に少しでも参考になれば幸いです!

休職に至るまでの経緯

私は休職に至るまでに、先に転職活動を行いました。

1学期が終わった頃、自分の無力さに絶望し、夏休みにとにかく動きました。

・転職関係の本を読む。
・Twitterで転職関係の人をフォローして、ブログ等を読む。
・転職エージェントに登録する。
・興味のある業界などを調べる。

などを行いました。

その後、二学期に日々の仕事に取り組みながらも、同僚には転職のことを一切話さず転職活動を続けました。

秋頃から書類選考、一次面接を行い、2〜3社二次面接or最終面接を迎えたところで、冬休みに入る前に転職の意思を伝えました。

冬休み中に内定をいただきましたが、その頃にはメンタルがボロボロの状態でした。

・声が出ない
・表情がうまく作れない
・気づいたらぼーっとしている
・布団から出るのが辛い
・言葉遣いが悪くなる
・眠りが浅い

などの症状が見られました。

そのため精神科を受診しました。

なかなか予約が取れず、どの病院も1ヶ月待ちと言われるところが多かったですが、いくつか電話をかけるうちに、1週間後に伺える病院が見つかりました。

受診の意思は学校にも伝えました。

そういった体調と、以下のブログに書いたようなことも踏まえて、4月から新しい環境で働くことは難しいとお医者さんと共に判断しました。

その旨を管理職に相談しました。

内定先にもその事実をお伝えし、辞退させていただきました。病院にて診断書をもらい、

病気休暇に入りました。

休職のメリット

実際に休職を体験し、よかった点は以下の三つだと感じています。

心身の状態を一度リセットする時間を確保できる。

人生において誰だって壁にぶつかるもので、努力や忍耐でなんとかしなくてはいけない。

そんなふうに思って、苦しい日々も何とか学校に向かっていましたが、どんどん毎日が楽しくなくなっていくのを感じました。

仕事は楽しいことばかりではないでしょうが、喜びや目的意識なしに人は頑張り続けられません。

・この仕事でどうありたいのか
・自分にとって今の仕事の中で嬉しい場面と苦しい場面は何なのか
・現状を打開するために、自分が活かせる力と、身につけなければいけない力は何なのか

こういった自分の無力さに向き合い、じっくり自問自答することは、辛い時・日々の忙しさに追われている時には、なかなかできません。
また、頭の中が仕事でいっぱいになってしまうのも、危険な状態だと思います。

積極的に趣味や運動の時間を取り、自分の機嫌を取ってあげないと、人間は案外、簡単に笑えなくなってしまいます。

時間の余裕は、心の余裕に繋がります。

仕事を続けながら自分に向き合うことが一番ですが、「最近の自分笑ってないな…」と思ったら、一度しっかり休んだ方がいいのかもしれません。

人生の大きな決断を冷静になって判断できる。

私は、「もう先生は続けられない」との思いから、転職活動を始めました。

その思いは、確かに自分にエネルギーをくれましたし、「先生はあと一年!」という区切りを自分の中で作ったから、何とか日々頑張れました。

ただ、心のどこかで、「他の仕事に行っても、この仕事は続けられないと思うかもしれないよなぁ」とは思っていました。

転職しても、同じ仕事を続けても、自分でしっかり決断したことなら、これから頑張れると思います。

ただ私の場合は、決断したというより、とにかく辛くて現状を変えたかっただけでした。

決断をするには、やはりとことん自分と向き合う時間と心の余裕が必要です。

自分にとって何が本当に大切なのか。

それは現職か、それとも転職か、どちらの方が達成しやすいのか。

後悔のないよう、じっくり時間をかけて考えられるのは、休職のメリットだと思います。

金銭的な援助が受けられる。

時間の余裕があったとしても、金銭面でも余裕がないと、休んでいる場合ではないでしょう。

公立の教員の場合、以下の手当があります。

病気休暇→半年間給料100%支給
病気休職→病気休暇終了後、1年間給料80%支給

そのため、金銭面での不安が少ないことも、休職のメリットと言えるでしょう。

休職のデメリット

一方で、休職をしていて感じるデメリットもあります。

職場、同僚には迷惑がかかる。

病気休職に入る場合は、区切りよく休みに入れない場合も多いでしょう。

そうなると、年度途中で代わりの先生に入っていただくこともあるでしょう。

途中で他の人にお願いすることになるのは、心苦しいと思います。

その気持ちは痛いほどわかりますが、それでも病気休暇という制度を検討すべき理由は以下の通りだと私は思います。

・精神疾患を抱えている状態では、より良い教育ができず、無理に続けても担任・子ども・保護者・学校それぞれにとって良い結果は生まれない。
・病気や怪我によって従業員の欠員が出た場合、それを補うのが管理職の仕事であり、その後の欠員補充や分掌について、過度に責任を感じるよりは、治すことに集中すべきである。

お休みをいただいている間読んだ本に、インドと日本の違いについて、こんな話が載っていました。

日本では「人様に迷惑をかけないように生きなさい」と教える。

インドでは「人には迷惑をかけてしまうものなのだから、誰かの迷惑も許してあげなさい。」と教える。

迷惑をかけるような人間はダメだと考えると、病気休暇を取るような人間は失格なのかもしれません。

でも、迷惑なんてお互い掛け合って許し合って、助け合えばいいと思うと、心が楽になりました。

私は助けてもらった分、自分も誰かを助けてあげて、寛容でいようと思えました。

病気休暇を取った経歴は今後も残り続ける

病気休暇を取り、その後しっかり考えた結果、転職を決めることもあるでしょう。

その経歴は面接官に正直に話すか、隠して面接を受けるかになるでしょう。

そのため、ないとは思いますが「転職するための準備期間を確保するために病気休暇を取ろう」という考えはうまくいかないと思います。

あとは、経歴に残るデメリットとして

生命保険への加入(住宅購入の際の団体信用生命保険も含む)が難しいことも挙げられます。

もし加入する予定があるのにまだ入っていない方は、そちらの手続きを進めてから病休をとった方が良いかもしれません。

復職の際に、同僚・保護者・子どもにどう受け取られるかは分からない。

これは今私が一番不安に感じていることです。

特に「戻ってきた先生」というラベリングがある人に対して、子どもや保護者の方の中には、よく思われない方もいるでしょう。

そのため、できることなら仕事を続けながら悩みを解決していくのが一番だと思います。

しかし、もし休んだなら、これは自分の努力と誠実さでカバーするしかないと思っています。

仮に、先生をずーっと休まず続けてたとしても、教員の評価は親や子どもの中で回っているでしょう。(保護者や子どもの情報が教員間で共有されているのと同じように)

休まず続けている先生=良い先生と認識されるわけではありません。

大切なのは

病気休暇で休んだかどうか

よりも

その子が(我が子が)その先生の学級で楽しんでいて、かつ成長しているかどうか

だと思います。

まとめ

一学期も終わりに近づき、何とか踏ん張っている先生もおられるのではないでしょうか。

不安でいっぱいの先生に、少しでも今回の内容が参考になれば嬉しいです。

歯を食いしばって現職を続ける道も、転職活動に励む道も、一度病気休暇を検討する道も、全ての人を応援します✨一緒に頑張りましょう💪

ブログの内容で気になる点や、何か相談に乗れることがありましたら、DMやコメント下さると嬉しいです😄

今日もありがとうございました!

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